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1月1日の日記

大晦日、最寄りの映画館にて「この世界の片隅に」が公開になっていることを知った私は、特に予定もなかったので、観に行くことにした。その映画館は最寄りと言っても家から8kmほど離れており、この頃ジョギングを始めた私は、そこまで走って行ってやろうと思い立った。私は貧乏性のため、映画はレイトショーでしか観ることができず、今回も20時30分の回に予約をとった。しかし、予約をとった時点では、まだ12時すぎだったので、時間に余裕があった私はこう計画した。まず、大学まで歩いて行き(私は大学徒歩圏内に住んでいる)、そこで18時くらいまで勉強する。その後、走って映画館のあるショッピングモールまで行き、映画を観る。映画が終わるのは23時くらいなので、そこからまた走って帰り、また家から1kmほど離れた少し大きめの神社によって初詣をして帰る。なかなか良い計画だ。私は早速大学に行き勉強を開始した。18時頃、大学をスタート。19時にはショッピングモールについた。チケットを受け取り、モール内の本屋にて時間をつぶす。20時半、「この世界の片隅に」観賞。なかなか良かった。能年れなあらためのん、かなりはまっていた。余韻を噛みしめながら、私は帰り道を走りだした。行きとは別の道を通ろうと思い、少し大きめの道路に出た途端、オレンジ色の看板が目に入った。牛丼屋である。走る時は何も食べないので、夕飯をとっていなかった。気付いた時にはカウンターで豚丼を注文していた。私は牛丼よりも豚丼派である。間もなく着丼。一口食べる。おいしい。そこで私はあることに気付いた。その時の時刻である。23時52分。ゆっくり豚丼を味わうのも大事だが、ここで年を越してしまった場合、店員に「明けましておめでとうございます」などと言われる可能性がある。ここの店員、聞こえてくる話し声の感じから、なんとも言いそうな雰囲気だ...。そういう一言がたまらなく嫌いな私は、なんとかその事態を回避するため、大急ぎで豚丼を胃におさめた。23時58分、会計を済ませ退店。よし、なんとか回避できた。家までは後4kmくらいだが、歩いても40分程だ。ipodでラジオでも聞きながら行ったら丁度いいだろう。しかし、事態は急変した。当然である。4km程走った直後に豚丼一杯を5分で胃に入れたらどうなるか...。「...気持ち悪い.........」。猛烈な吐き気が私を襲った。しかしここで立ち止まる訳には行かない。私は計画通りに初詣をして帰るのだ。神社によってもそう距離は変わらない。なんとか私は歩きだした。...おそらく側溝にでも吐いてしまえば楽だろう。しかし新年早々地域の方々に迷惑をかけるようなことはできない。寒い。辛い。走って多少汗もかいていたため、気化熱が私の体温を奪っていく。...中腰になりながらもなんとか神社にたどり着く。中腰のまま2礼2拍1礼。伊集院がラジオで、今年はおみくじの言った通りに行動してみる、的なことを言っていたので、中腰のままおみくじの場所まで歩く。1回50円らしい。50円玉を探す気力もなかった私は、手探りで100円をつかんで投入した。...音が思ったよりも重かった気がする。...500円玉だったか。その場でおみくじの箱を洗面器にしそうになったが、さすがに罰当たりだとなんとかこらえ、私はそのまま家に帰るはずだった。鍵を大学に置いて来なければ。